プロ野球の原点 外国人選手
メジャーリーグにはないプロ野球の魅力に、外国人選手の活躍があります。メジャーリーグは、世界各国から素晴らしいプレイヤーを集めていますから、多国籍軍が当たり前の世界ですが、プロ野球には古くから人数制限があります。日本野球機構では、支配下選手に人数制限はありませんが、1軍へ登録できるのは4人までとされています。また、野手と投手の登録できる人数は最大3人までとし、いくつかの例外を除いて、必ず1人は野手・投手を入れなければならないとされてれています。
これは、プロ創成期に、外国人選手の技術を取り入れようとしたことから考えられた制度です。ただし、制限をしないと1チームに戦力が偏ってしまうこと、また、日本人選手が育たなくなることから、こういったルールが設けられています。いわば、プロ野球の原点は、日本人選手のプレーであり、世界に通用するリーグを作り出すことですから、こういったルールができたのも必然的なことです。
しかしながら、そのおかげで愛すべき外国人選手が多数、日本でプレーしていることが、プロ野球を盛り上げていることは否めません。クロマティ、バース、ブーマー、ラミレスなど、彼らの活躍もまた、日本プロ野球の歴史です。