プロ野球の原点 変わる球場
プロ野球の開幕シーズンになると、気持ちが落ち着かず今か今かと開幕を待ち受けている人も多いのではないでしょうか。実際に球場に足を運ぶ人や家でテレビ観戦する人など様々です。しかし一昔前までであれば、娯楽の中心であった野球観戦も昨今はテレビ放送も少なくなっているのが現状です。
子供達の好きなスポーツもサッカーにとってかわられています。こういった状況に危機感をもったプロ野球球団は、原点に戻り様々なファンサービスを行って再びプロ野球人気を盛り上げようとしています。
まず、約半数の球団はホームグランドを観戦時に雨の心配のいらないドーム型球場に変えたり、家族全員で球場へ楽しんできてもらえるように、飲食店を充実させたりして野球に興味ない人もにも楽しめるつくりに変化しています。
トイレも従来は汚いというイメージがありましたが、一新しまるでホテルのトイレのように綺麗にして掃除を行き届かせバリアフリーにも対応できるようにしています。他にも、選手の握手会やサイン会を設けてファンとの距離を近づけるように努めています。
このように、ファンあってのプロ野球という原点に立ち返って球団を運営することで、プロ野球の人気は盛り返しつつあります。
プロ野球の原点 スタジアム観戦
プロ野球の原点は、言うまでもなく、選手たちがプレーするグラウンドにあります。いくら練習を積み重ねてきてもグラウンドで結果が出なければ、意味がないのがプロの世界です。某名監督は、「グラウンドには札束が落ちている」と言って選手たちの発奮を促しましたが、これもプロだからこその発言だと言えます。
だからこそ、プロ野球ファンは、選手たちの真剣なプレーを観戦したいと感じています。目の前で起こる、ヒット性の強い打球をダイビングキャッチでアウトにするファインプレーや、場外に消えてしまう大ホームランといった、プロのプレーに観客は酔いしれるのです。テレビで解説を聞きながら、リラックスして観戦するのも一つの楽しみ方ですが、スタジアムで手に汗を握りながら観戦することこそが、プロ野球観戦の醍醐味であり、原点だと言えます。
最近では、観客に各球団ともスタジアムに来てもらえるよう、様々な工夫を凝らしています。例えば、東京ドームやマツダズームズームスタジアムでは、観客が至近距離でプレーが見られるよう、グラウンドから至近距離の位置に観客席を設けています。これこそ、選手と同じ目線で野球を観ることが可能になりますし、プロ野球の原点を感じることができますので、プロ野球ファンには大好評です。