プロ野球の名選手が名監督になれるわけではない

プロ野球のチームは、まずは球団を運営する会社があり、実際に試合を行う選手、そして選手を指導するコーチ、さらに選手やコーチをまとめたり最終的な判断を下す監督がいます。若い時は多くは選手としてチームに所属します。そのうち年齢などで体力や技術が衰えると引退をします。そして選手によってはチームに残ってコーチをする人もいます。選手兼コーチで残る人もいます。

将来的に監督になるのであれば、監督になるための土台を作る必要があるでしょう。コーチ業はその一つといえます。コーチをすると、選手との信頼関係などが築けます。個々の選手の力を見抜く力などがついてきます。選手の時は自分の技術を磨くのに精いっぱいでしょうから、なかなか他の選手の力を見るのは難しいでしょう。コーチにも投手や守備等の特定のコーチの他ヘッドコーチ等幅広く選手を見る人もいます。

名監督になるには、野球を知っている必要がいりますが、それ以上にチーム全体を見る能力が必要です。勝つためにどんなコーチがいて、どんな選手がいるかを知っておく必要があります。単に名選手だった人が、急に名監督になれるわけではありません。段階としてまずコーチなどで選手を見る能力を学び、さらに人脈などを広げます。能力のあるコーチや選手が集められるようになれば、名監督として勝てるようになります。