プロ野球の世界には高校や大学で活躍した選手の中でもドラフト会議で選ばれたごく一握りの選手しか入団できません。彼等は一軍での活躍を夢見て練習に励みます。一軍の人数枠は決まって居り、その中に入るには人一倍練習しライバルたちに勝たなければなりません。彼等は既にプロ野球の原点は練習あるのみを理解し実践しているのです。
打者であればイチロー選手の様に確実にヒットが打てる得意のゾーンを作り、そこに相手ピッチャーが投げて呉れば必ずヒットゾーンに打ち返す事が出来る練習をし自分の体に覚え込ますのです。それが飛距離が出てホームランになればなおさらOKです。投手であればスピードボールに磨きをかけ、変化球を覚え、自分の得意な決め球をマスターする事です。
但し投手の場合はそれだけでは有りません。プロ野球の原点である打者との駆け引きを覚える必要が有ります。球速を変え、投げるタイミングをずらし、打者の気合を外す事で痛打を受ける事を防ぐのです。打者はイチ、ニイ、サンのタイミングでバットを振ってきます。従ってそのタイミングを微妙にはず事によりバットの芯で捉えられる事を防げるのです。打者にしても投手にしてもプロ野球の原点をしっかり認識し練習した選手だけが生き残っていきます。